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茅野この1年 2013(H25)

2015年12月25日

【1月】
▽13日=夏の土用そば寒晒し蕎麦(かんざらしそば)の仕込み作業が金沢班を皮切りに、穴山班、湯川班で始まる。7月19日から28日まで市内11店舗で約3千500食を販売。
▽24日=諏訪南リサイクルセンター設置検討委員会は、広域ごみ処理協議会に対し、センター整備のための共同処理(諏訪南行政事務組合によるごみ処理の事務統一化)などを提言。センター設置にかかわる同組合規約改正案は6月議会で可決。
▽25日=市、市教委、茅野署が4月1日施行の茅野市暴力団排除条例を前に市の事務事業などから暴力団を排除するための合意を取り交わす。
▽25日=茅野市・原村地域公共交通活性化協議会が市内関連13路線を対象に行った満足度調査で平均81.7%が満足・おおむね満足、約35%が利用機会が増えたと回答。
▽25日=未成年者の喫煙、飲酒、薬物乱用防止対策推進活動のための市薬物乱用防止協議会が発足。
▽29日=北八ヶ岳苔の会が日本の貴重なコケの森の指定を受ける北八ケ岳一帯に生息する485種のうち代表的な68種を掲載した「北八ヶ岳コケ図鑑」を発刊。

【2月】
▽1日=景気悪化や原油価格の高騰で市は低所得者世帯約1900世帯に1世帯1万円分の福祉灯油券を交付。07年、08年に次ぎ、75歳以上のみの高齢者世帯やひとり親世帯、重度障害者世帯など対象。
▽1日=国保運営協議会が景気低迷や個人所得が改善されない状況に配慮し13年度国保税率の据え置きを了承。
▽8日=幼保園から小学校へ接続する時期の保育、教育の基本的な計画の接続期カリキュラムを幼保小連携協議会で決定。4月から職員連携や保護者連携、異年齢交流など開始。
▽13日=商議所が県地域資源製品開発支援センターの支援と信州大学農学部井上直人教授の協力でソバの実をひかずに餅のようにつく無製粉・直こねの「水萌千本杵搗製法(みずのえせんぼんきねつき)どうづきそば」を商品化。08年から産学官で共同開発した専用機は特許を取得。
▽15日=94年から98年にかけ全国の地方自治体で発注したごみ焼却施設の入札で、プラントメーカー主要5社による談合があったとの公正取引委員会審理を受け、同時期に工事した茅野市清掃センター建設工事に伴い三菱重工業を被告とした損害額3億9千万円余などを盛った損害賠償請求事件。5日、東京高裁の原告の請求棄却の判決を受け、最高裁への上告を断念、市側の敗訴確定へ。
▽17日=保育園民設民営化に伴う解体工事を前にわかば、横内両保育園で園舎一般公開。
▽中旬=農事組合法人湯川が建設していたビニールハウスやイチゴ栽培システム完成。4月4日に夏秋イチゴの苗1万株を植え、7月上旬から出荷開始。商品名「かっぱの初恋」。
▽19日=13年度市一般会計予算案発表。前年度比3億円(1.4%)増の220億円。宮川茅野地区土地区画整理事業、宮川、わかば、横内各保育園改築工事、老人福祉センター塩壺の湯改築などを盛る。
▽21~25日=市新技術・新製品研究開発事業補助金で研究開発した市内7社の新製品の初の展示会開催。
▽下旬=ちの保、永明小中を中心とした周辺住宅地と宮川保、文化センター周辺の2カ所を交通安全対策事業「ゾーン30」に指定。
▽25日=茅野署が特殊詐欺被害防止アンバサダーに管内4氏を委嘱。

【3月】
▽2日=市子ども会育成連絡協議会マスコットキャラクターちーぼをどんぐりプラン推進大使に任命。4月にはこども部次長の大役も。特別住民票も交付。
▽4日=市土地開発公社は解散に必要な経費に起債の発行を許可する国の支援策「第三セクター等改革推進債」を活用し来年3月末までの解散、9月清算完了を目指す。起債による借入は約57億円を見込む。
▽13日=市防災会議で原子力事業所などの事故で放射能物質などの影響による緊急事態に伴い、避難が必要になった際の対策計画をまとめた原子力災害対策編を地域防災計画に盛り込むことを決定。
▽24日=安国寺姫宮土地区画整理事業しゅん工。国道152号線のルート変更に伴い良好な居住環境形成目指し、90年地権者会発足、99年安国寺バイパス完成を前に先線の参宮線事前協議を機に組合設立、翌年起工。安国寺と高部の一部17.1ha、大型商業施設も誘致、総事業費は約24億4千万円。
▽下旬=市観光協会観光案内人人財バンク茅野匠(たくみ)集団を「観光の茅野匠集団」に改称、夏からガイドツアーを本格運用、マスコットキャラクター「ぐるぐる君」も誕生。

【4月】
▽8日=ペット同伴の宿泊旅行客誘致に取り組む八ヶ岳ペットツーリズム協議会が、八ケ岳周辺9市町村の宿泊施設や観光施設など79施設で発足。
▽12日=国道299号線糸萱工区の道路拡幅、折橋架け替えがしゅん工。
▽13~14日=商議所が知って得する住まいのセミナーを初開催。11年度までの住まいるフェアを一新、出展16社が住宅情報を満載し展示、専門家による各種セミナーも好評。
▽20日=運動公園ゴルフ練習場駐車場近くに市民農園開園。約100平方mの20区画。
▽20日=前宮公園リニューアルオープン。
▽21日=左官の名工、小川天香の鏝(こて)絵作品を集めた鏝絵天香館オープン。
▽23日=諏訪広域消防本部が倒れたバスケット仲間をAEDと心肺蘇生法で救ったチームメート4人に感謝状。
▽23日=2012年度子どもの読書活動優秀実践校で米沢小学校が文部科学大臣表彰。
▽29日=芝生張り替え工事終了の運動公園陸上競技場でJ2松本山雅FCを招き、FCアビエスらと練習試合。

【5月】
▽9日=茅野、伊那両市が観光連携のシンボルとし信州三景観の一つ杖突峠の「峠の茶屋」駐車場にタカトウコヒガンザクラを植樹。
▽9日=昨年7月の北山地区集中豪雨災害で迅速な水防活動で被害軽減に貢献した消防団北山分団が全国水防管理団体連合会水防功労団体表彰。集中豪雨は1時間最大約60mm、3時間で162mmを記録。
▽10日=市議会臨時会で議長に小平吉保氏再任、副議長は大久保功身氏。
▽17日=金沢、金鶏の湯が150万人。
▽21日=車山高原観光協会がニホンジカの食害から草原性植物を保護する電気柵を一帯約10ha、全長約4km設置。
▽23日=米沢塩沢の老人福祉センター塩壺の湯の建て替え工事起工、浴室は旧施設の1.5倍、総事業費約6億円。
▽24日=宮川地区土地区画整理事業に伴う宮川保育園建設工事起工。和と蔵をイメージした2倍規模の3743平方m。総事業費約4億4千万円。
▽下旬=永明寺山公園墓地造成工事現場で古墳内に作られる石室を確認。7月からの本格的発掘調査で鉄製太刀6本、300点を超える勾玉(まがたま)など副葬品を発見。11月7日には2点の太刀の鍔(つば)から市内約60カ所の古墳から出土した副葬品では初めて象嵌(ぞうがん)の確認を発表。
▽29日=災害時の非常職員参集体制に活動準備体制新設。注意報発表や10分間雨量が8mmに達した時などに防災対策班が雨量などの情報を収集。市内17カ所の雨量計による市独自の防災気象情報システムを利用し、気象台より先の体制整備へ。
▽31日=岡谷署が児童買春容疑で41歳の長峰中男性教諭を逮捕。7月11日に県教委が懲戒免職処分に。

【6月】
▽7日=JA信州諏訪茅野市中央支所の29歳男性職員が顧客から預かった積立金など272万円余を着服。
▽13日=市議会初の新会派「新政会」(2人)が結成届提出。7月17日には「躍動ちの」(4人)「究風会」(2人)の結成承認。
▽19日=市観光協会の観光客対象のアンケート調査で八ケ岳の眺望など観光資源に対する満足度は高いが、店舗、観光地レジャー施設、タクシー乗務員、地域住民らの接客対応の満足度は低く、6~7割が不満足と回答。
▽23日=市消防団ポンプ操法大会。ポンプ車玉川、小型ポンプ宮川、ラッパ吹奏湖東各分団優勝。諏訪地区大会ではラッパが優勝。

【7月】
▽1日=昨年度の有害鳥獣駆除で例年300頭前後のニホンジカは、昨年7月発足の鳥獣被害対策実施隊が496頭を捕獲し600頭の目標に対し809頭の実績を上げた。本年度は千頭目標に実施隊に700頭を要請。
▽4日=縄文ふるさと大使にシンガー・ソングライターの美咲さんを委嘱。
▽8日=新規就農者や生産転換者対象に特定品目の生産熟達者が継続的に指導する農作物品目別アドバイザーに25人を委嘱。
▽10日=八ケ岳山麓の山浦地域で歌い継がれる民謡や踊りの魅力を引き出し、伝承文化の普及を目指す山浦民謡踊り保存連盟創立記念コンサート。
▽12日=映画監督小津安二郎と脚本家野田高梧ゆかりの「小津の散歩道」に案内板設置、コースマップも製作。23日には両氏の蓼科での日常をつづった全18巻の「蓼科日記」の主要部分を抜粋した「蓼科日記(抄)」が刊行。
▽13日=白樺湖第4桟橋が10年ぶりに営業再開。貸し出し業務などを池ノ平ホテルが全面協力、白樺湖周の4カ所の桟橋の営業体制が整い、湖再生の一助に期待。
▽13日=信州福祉会が運営母体のわかば保育園新園舎起工式。2階建て、延べ1555平方m、総事業費約4億円。
▽21日=東海大三高創立50周年記念で同校出身の小平花織選手所属の東レアローズがバレー教室。中学生約210人がV・プレミアリーグの一流選手の指導を受ける。

【8月】
▽6日=北山、豊平の497haの水田を潤す滝之湯せぎの改修工事起工。豊平上場沢~北山糸萱の約5.4km区間のうち3.2kmを整備。16年度まで、総事業費約3億4千万円。
▽10日=第38回茅野どんばん。60連、約2500人が踊りの輪。岩手県陸前高田市の太鼓グループ氷上共鳴会も出演、演奏前に市民から寄せられた義援金約40万円が手渡された。
▽17日=市戦没者等合同追悼式。約200人が恒久平和の誓い新たに。
▽18日=スペシャルオリンピックス日本(SON)・長野の第1回水泳競技会が、市総合体育大会水泳競技会と合同で茅野北部中で開催。知的障害者選手と一般選手が同じ種目に出場する国内初の取り組み。
▽23日=北山糸萱地区で栽培されている河童瓜と糸萱かぼちゃが信州の伝統野菜候補になり認定委員会の審査を受ける。
▽26日=縄文プロジェクト構想の充実、具体化のための施策体系策定などを目指す縄文プロジェクト推進市民会議発足。
▽26日=諏訪中央病院がWHO(世界保健機関)とユニセフが推奨する「赤ちゃんにやさしい病院」に認定。退院時の母乳率は01年度の35.9%から12年度93.5%まで向上。全国69施設、県内2施設。
▽27日=諏訪東京理科大学が来年度から理系にコンピュータメディア工学科を新設、2学部4学科に再編。システム工学部は「工学部」に変更、学科も「電気電子工学科」「機械工学科」に変更。
▽31日=夏休みを利用し東日本大震災の被災地石巻市を訪問した旧東部中3年4部の生徒(現高校1年)9人が報告会。得難い交流をでさらに絆深める決意新たに。

【9月】
▽7日=第2回八ヶ岳スーパートレイル100マイルレース。全国1046人がエントリー、100マイル(約160km)には452人が出場。
▽16日=サイエンスフェスタinちの。ものづくりの楽しさ体験、東海大学教育開発研究所滝川洋二所長の科学実験ショーも好評。
▽18日=第14回宮坂英弌記念尖石縄文文化賞受賞者に縄文石器研究に取り組む國學院大學兼任講師大工原豊氏。
▽19日=商議所推奨土産品認定審査会がシールデザインを一般公募。全国からプロ、アマ含め191点の応募があり、岡谷市大栄町の溝口史恵さんのデザインを採用。
▽21日=諏訪中央病院第3期増改築工事の建築主体工事入札が2回にわたり不調。随意契約を予定し協議、30日清水・カネトモ・田村建設特定建設工事共同企業体と24億9千万円(税抜き)で契約。当初予算49億3952万3千円の積算も、労務費、材料費などの高騰で、8月に5億7千万円余を上乗せ、総額55億1597万3千円。11月6日に起工。
▽25日=茅野署と信毎販売センターが地域安全活動に関する協定に調印。
▽27~29日=第16回小津安二郎記念・蓼科高原映画祭始まる。山田洋次監督や橋爪功、吉行和子、中井貴一ら豪華ゲストを迎え、小津生誕110(没後50)年、脚本家野田高梧の生誕120(同45)年の節目を盛り上げる。

【10月】
▽3日=まちづくり懇談会始まる。市内10地区と市役所2回の計12回で2年間議論してきた入区条例に対する結論の方向性として市が考える「災害に強い支え合いのまちづくり条例(仮称)」を提案し、意見交わす。延べ878人が参加、アンケートで災害時に備えた仕組みづくりに約6割が必要と回答。
▽4日=市内唯一の映画館、新星劇場が営業終了。11月10、11両日の茅野市映画館の日のラスト上映で完全閉館、銀幕文化に別れ。
▽20日=ちの上原、少林山頼岳寺36世岸田栽華住職晋山式。
▽21日=東海大三野球部が秋季北信越高校野球大会で準優勝。来春の選抜高校野球大会出場に大きく前進。
▽22日=市と茅野国際クラブ共同で姉妹都市の米国ロングモント市豪雨災害義援金に101万円余を送金。
▽23日=市内7温泉施設を指定した福祉作業所の初の開設訓練を塩壺の湯で実施、災害時の対応を確認。市は聴覚、視覚障害の避難者と手話通訳者などの支援者が着用するビブスを各障害者団体に贈る。
▽25日=茅野商議所第19期新役員決まる。宮坂孝雄会頭、松木修治副会頭、若御子善久副会頭を再任、金子好成副会頭を新任。岡沢正明専務理事は再任。
▽27~28日=大規模改修が行われた泉野下槻木の芝居舞台が50年ぶりに復活。地域の伝統芸能や小学生の語り、合唱、大鹿歌舞伎公演で大観衆を集める。
▽29日=宮川東向ケ丘で28歳母親が生後5日の女児の腹部を刃物で刺し、出血死させる。茅野署は11月6日殺人容疑で母親を逮捕。
▽30日=約3年がかりの長峰中学校改築工事しゅん工式。

【11月】
▽1日=茅野高校地域と歩み発展させる会設立総会。高校再編計画を受け、地域に開かれた学校として伝統を堅持しながら魅力ある学校づくりを模索。22日には放課後や土曜日に進学希望者らを対象に講師を雇って特別指導を行う市塾の設置などを市に要望。
▽9日=壊れたおもちゃを修理、再生するエコタウンちの「おもちゃ病院」が開院。親子連れが思い出のおもちゃの修理を依頼。毎月第2、4土曜日営業。
▽9日=第3回信州茅野新そば祭り。手打ちそば7店、1愛好団体が4千食を販売。
▽11日=北山で消火栓ホース収納箱から真ちゅう製の筒先15本盗難、その後も盗難被害は拡大。
▽12日=諏訪東京理科大学と諏訪信用金庫が中小企業支援や人材育成、教育支援などで地域活性化を目指す産学連携協力に関する協定に調印。
▽16日=東海大三高校創立50周年記念式典。
▽19日=市農業委員会が遊休農地対策など5項目の農業振興施策に関する建議書を初めて市に提出。
▽23日=横内保育園建て替え工事に伴う家下遺跡発掘調査で市民対象の現地説明会。弥生時代を中心にした竪穴住居跡14カ所など調査成果で関心集める。
▽24日=第6回こども会議「愛してるぜ茅野ミーティング」に中高生ら約200人。自慢のふるさとにするために意見交換。
▽27日=ビーナチャンネルとインターネットで市議会本会議生中継を開始。
▽27日=市議会12月定例会で特定秘密保護保護法案の慎重審議を求める意見書を反対多数で否決。最終日12月18日には同法の慎重・適正な運用を求める意見書案を賛成多数で可決、提出へ。

【12月】
▽2日=民生児童委員110人、主任児童委員15人の125人に委嘱書伝達。会長に小林宏さん。
▽3日=県寒天水産加工業協同組合事務所に整備された調理室で料理教室。産学官連携で取り組む寒天プロジェクトで開発を進めた寒天商品第1弾「寒天トマト」が18日新発売。県の元気づくり支援金などを活用し導入した瞬間冷凍機や真空パック機が効力を発揮。
▽8日=豊平、尖石温泉縄文の湯が入場者200万人。オープンから13年2カ月、アクアランドに次ぎ2施設目。
▽10日=07年11月稼働の蓼科有機センター、費用対効果考慮し来年度から休廃止へ。
▽19日=生活習慣病の発症、重症化予防などを重点目標にした22年度までの健康づくり計画「からだ・こころ・すこやかプラン」第2次計画案がまとまり市に報告。
▽20日=茅野高福祉コースの2年生6人がアルミ缶回収の収益金で購入したアニメのDVDを県立こども病院(安曇野市)に寄贈。
▽24日=諏訪大社が16年の上社御柱祭の御柱用材の調達場所候補地を辰野町の横川国有林に決定。