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下諏訪町で7〜9日「すわって展」 創意工夫の椅子並ぶ

2025年3月5日


 県内在住・出身の作家13人による椅子だけの展覧会「すわって展」(実行委員会主催)は、7(金)〜9(日)の3日間、下諏訪町町屋敷の工房「SCALE WORKS(スケール・ワークス)」併設のギャラリーで開く。木工などに取り組む作り手が、創意工夫して製作した椅子を一堂に並べ、作品への思いも伝える珍しい展覧会。実行委では多くの来場を呼びかけている。
 町屋敷の同所で木工に取り組む花岡正太郎さん(39)と、箕輪町で木工や革細工などの工房「PLYLIST(プライリスト)」を開く小尾口達貴さん(33)が、昨年10月に岐阜県高山市で開かれた「高山椅子展」に作品を出品し、作り手同士の情報交換や来場者との交流に、刺激を受けたのが切っかけ。今展でも13人の個性豊かな椅子を展示し、作り手の思いや制作秘話などを直接聞く機会にしてもらう。
 2人が定期的に配信するポッドキャスト(ネットを活用した音声配信メディア)番組「シンの木工家ラジオ」の公開収録を3日間とも予定。製作の裏側や技術的なことなど、普段聞けない情報を提供するほか、13人が製作に取り組む様子を取材し、写真共有アプリ「インスタグラム」で事前に配信するなど、ネットを活用したコミュニケーションも積極的に取り入れる。
 花岡さんの工房にアルバイトに来て木工に出合ったという小尾口さんは、「大手のメーカーではなく、1人が最初から最後まで制作に関わった椅子の展覧会は珍しい。椅子を切っかけに自分の暮らしを見直し、さまざまな価値観の人と出会う切っかけになれば」と話し、花岡さんは「地元にもいろいろな人がいるということを再発見してほしい」と呼びかける。
 会場で展示品やその他の作品の注文も受け付ける。9日午前10時と午後2時から、「鉋台(かんなだい)きへん」の山本禎恒さんによる木べら作りのワークショップ、大工道具の販売も行われる。
 入場無料。時間は午前10時〜午後5時(最終日は4時)。問い合わせは事務局(メールsuwatte.chair@gmail.com)へ。(写真はすわって展を企画した花岡さん=右=と小尾口さん。花岡さんは座面に岡谷シルクを、小尾口さんは床柱の背もたれや、和紙をよったペーパーコードを使った椅子を展示予定)