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岡谷出身作家と編集者対談 創業100年笠原書店が催し
2025年3月3日
ことし創業100年を迎える岡谷市塚間町の笠原書店(笠原新太郎社長)は1日、100周年特別イベントの第1弾として、共に同市出身で作家の三沢陽一さん(44)と光文社編集者の小口稔さんを招いたトークショーと、三沢さんの新作に絡めた「ウイスキーを楽しむ会」を本店2階ギャラリーあすなろで開いた。
2月中旬に三沢さんの新作「なぜ、そのウイスキーが闇を招いたのか」が光文社文庫の文庫オリジナルとして刊行されたことに合わせ、「著者と読者の接点をつくっていきたい」と願う同書店が企画、光文社が協力した。
1次会と銘打ったトークショーでは、三沢さんと小口さんが「ぼくたちは、こんな本を読んできた、出してきた」をテーマに、それぞれ15冊ずつ選んだ計30冊を紹介。1冊ずつ作品の魅力などを2人で語った。2次会では2人と参加者が、地元のウイスキーとしてマルス駒ケ岳醸造所(駒ケ根市)の「駒ケ岳」を味わいながら歓談した。参加者には三沢さんの特別エッセー「駒ケ岳をストレートで」のリーフレットも配られた。
三沢さんは取材に、ふるさとでのイベントに「大勢の読書好きの方に来場していただきうれしい」と話し、「映像とは違い、紙の本からしか得られない体験があるので、更に多くの本を読んでもらえれば」と話していた。
イベントに先立ってあいさつに立った笠原社長は「街から書店が消え、かつては多くの書店があった市内も今はうちだけになってしまったが、100周年記念で今後毎月トークショーを計画し、読者と作家の接点をつくっていきたい」と、市内唯一の書店として意気込みを語った。
同書店では4月末まで、1次会のテーマ「ぼくたちは—」で紹介された30冊のブックフェアも開いている。
(写真は、トークショーで語り合う三沢さん㊧と小口さん)