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昔懐かしホーロー看板展 伊那市創造館で昭和100年企画

2025年3月2日


 伊那市創造館で、屋外用の宣伝看板として明治期から昭和中期ごろまで日本各地に掲げられた昔懐かしいホーロー看板を集めた「ホーロー看板展」が開かれている。2025年が昭和100年に当たることから同館が企画。昭和の街を彩ったレトロな看板が来館者の目を楽しませている。5月26日(月)まで。
 19年に47歳で亡くなった石川県穴水町出身の広告ディレクター伊藤雅克さんが、高校時代から約30年かけて収集した約400点を展示した。
 鉄製のホーロー看板は表面がガラス質の塗料で仕上げられていて、風雨にさらされても色あせず、さびにも強い。1950年代〜70年代にメーカーと看板業者が盛んに製作し、日本各地の店舗などに設置していた。75年ごろからは新聞やテレビなどのメディア媒体の発達や商品サイクルの加速などで徐々に姿を消していった。
 今展には、食品や薬品、電気製品、日用品などさまざまな商品の広告がずらり。どれも色鮮やかで、デザインやキャッチコピーなどの意匠もユニークで目を引く。現在も売られている菓子メーカーのおなじみのキャラクターや、著名人の写真を使った看板もある。
 同館の捧剛太館長は「まだ残っている業種、消えていった業種など当時の産業や広告の歴史を振り返る面白さもある。一点一点じっくりと見て楽しんでほしい」と話す。
 入館無料。開館時間は午前10時〜午後5時(入館は4時45分)。火曜休館。問い合わせは同館(電0265・72・6220)へ。(写真は色鮮やかなホーロー看板が並ぶ会場)