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川島小151年の歴史一冊に 閉校記念誌完成

2025年2月25日


 本年度末で閉校する川島小学校の閉校記念誌「ふるさと川島で学ぶ」が完成した。閉校に関する各種記念事業を担う実行委員会が1年以上かけて作成。卒業生らの寄稿文や学校生活の写真、年表などを収め、同校151年の歴史を一冊にまとめた。
 A4サイズの全面カラー印刷。100㌻の3部構成で、第1部には在校生14人の文集と学校生活の写真を収録し、近年の学校生活を振り返る。文集は頑張ったことや学校への思いが中心。最後の運動会を「151年間の思いを胸にやりました」、「ここ(川島小)で過ごした日々は私にとって、宝物です」などとつづっている。
 第2部は1873(明治6)年の学校創立から本年度までの歩みをたどる内容。年表と写真、寄稿文などで校舎や行事、時代の変遷を記録する。明治から1945年ごろまでは創立100年記念の沿革誌を参照し、それ以降は卒業生や元教員の寄稿文を多く掲載。田んぼを凍らせての「下駄(げた)スケート」や住民を講師に学ぶ「ふるさと学習」といったそれぞれが過ごした時代の思い出をまとめた。
 第3部は歴代校長の名前と各年度の児童数、修学旅行や社会科見学の行き先をまとめた表を掲載した。付録のDVDもあり、写真で歴史を振り返るスライドや1930年度以降の卒業写真、校歌などを収録。開校150周年の記念歌「150の希望」や小型無人機(ドローン)から空撮した四季折々の校舎の映像も収めた。
 実行委は記念誌作成に向け、担当部会を設置。2023年12月ごろから5人で資料の収集とデータ化、寄稿文の取りまとめ、年表の作成などを進めてきた。部会長を務めた飯澤隆さんは「住民で作り上げる一冊に」と、できるだけ多くの人が携わる形になるよう工夫してきたと話す。
 卒業写真の収集に苦労した時期もあったが、住民の協力もあり、ほぼ当初の予定通り集まった。写真の提供や寄稿で協力した人は60人以上に上る。飯澤さんは「皆さんのおかけでとてもいい記念誌になった」とほっとした表情で語る。
 550冊を作成。今月末ごろから区内の全世帯や在校生、寄付などで協力した人に届ける。部会メンバーの今福孝枝さんは「自分の過ごした時代のページを見て、タイムスリップして楽しんで」、飯澤誠さんは「記念誌を通して川島小の歴史や歩みを感じてほしい」としている。
 追加の販売はない。辰野図書館に収蔵する予定で、閲覧希望者は同館に問い合わせる。
(写真は、完成した閉校記念誌を持つ実行委(左から今福さん、飯澤隆さん、飯澤誠さん)