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柳澤寿男さんの音楽フェス 下諏訪総合文化センター拠点に来年初開催へ
2025年2月14日
下諏訪町出身の指揮者、柳澤寿男さん(53)=東京都豊島区=を迎えた新たな音楽祭「柳澤寿男下諏訪音楽フェスティバル(仮称)」の開催へ12日夜、賛同者による初会合が下諏訪総合文化センターであった。約20人が出席し、2026年の総合文化センター改修終了後のこけら落としを初回に毎年、同センターを拠点に開くことを決めた。5月末までに実行委員会準備会を発足し、本格的な準備に取りかかる。
柳澤さんは下諏訪中学校、諏訪清陵高校出身のコソボ・フィルハーモニー交響楽団首席指揮者。紛争で分裂した旧ユーゴスラビア各国の音楽家を集めた「バルカン室内管弦楽団」を07年に設立し、音楽監督を務めている。昨年には、コソボとの相互理解の促進に寄与したとして外務大臣表彰を受けた。
新たな音楽祭の開催は、諏訪交響楽団創設に関わった故・三輪良三さんの孫、三輪雅彦さん(東山田)を中心とした町民有志の発案。町が発祥の地とされる諏訪響や、総合文化センターを拠点に19年まで開かれた「北欧音楽祭」など、音楽に縁が深い町の歴史や文化を継承しようと動き始めた。
初会合には、宮坂徹町長や井口政徳下諏訪商工会議所副会頭、柳澤寿男諏訪後援会員、諏訪響理事などが出席。音楽祭の名称については、「下諏訪」を「諏訪」にするなどの案が上がり、今後立ち上げる実行委員会で正式に協議することとした。実行委員の選出などをする準備会の委員長に三輪さん、事務局に林元夫さん(西四王)を置いた。
三輪さんは「北欧音楽祭がなくなって寂しい—との声もあった。音楽の町の歴史を継承し、新しい音楽祭をつくりたい」とあいさつ。宮坂町長は「『音楽があふれるまちづくり』を目指しており、文化センター改修後には住民の音楽、芸術の拠点として大いに活用されることを期待して支援、協力したい。長く音楽祭が続くよう、良い実行委員会をつくってほしい」と期待を寄せた。
(写真は、会合であいさつする柳澤さん)