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まるで水墨画 小野のシダレグリ自生地が雪景色
2025年2月8日
辰野町小野の国天然記念物「小野のシダレグリ自生地」で今冬も、水墨画のような光景が広がっている。うねうねと曲がりくねった枝に雪が積もって黒と白のコントラストが生まれ、訪れる写真愛好家らを楽しませている。
標高約1000メートルにある斜面約2.3ヘクタールに、独特な枝ぶりのシダレグリ900本以上が自生し、1920(大正9)年に国天然記念物に指定された。現在は、町内の有志団体が保全活動に取り組む。季節ごとの魅力があり、冬は人気の撮影スポットに。特に雪が積もった時は写真愛好家が集まり、カメラを向ける。
町教育委員会学びの支援課の担当者は「冬は木の葉がなくなり、雪に枝が映える。自然が織りなす芸術となるので、鑑賞してほしい」としている。
小野の国道153号から自生地へ続く道は除雪していないため、町建設水道課は注意を呼びかけている。
(写真は、枝に雪が積もって幻想的な光景が広がるシダレグリ自生地)