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おもちゃの病院もうすぐ500個 修理始めて1年半 あす節目達成へ

2025年2月7日

 上伊那地域の住民有志でつくる「おもちゃの病院伊那」が修理したおもちゃが、節目の500個を超えそうだ。2023年6月から活動し、これまでに地域住民が持ち込んだ壊れたおもちゃ480個以上を直した。次回活動日の8日(土)には到達する見通しで同団体は500個目を持ち込んだ人に記念品を贈る。
 代表を務める野本瑠美さんが発起人。「物を大切にする切っかけになれば」と、修理をする「ドクター」の養成講座の開催を皮切りに活動をスタートさせ、現在は伊那市を中心に上伊那地域の15人が修理に携わる。現在は第2土曜日に同市の「福祉まちづくりセンター」でおもちゃを受け入れ、その場で修理する。
 持ち込まれるおもちゃは平均で1日20〜30個。遊んでいた拍子に壊したり、長い間使われていなかったため動かなくなったりと「症状」はさまざまだが、野本さんは「皆さん一生懸命直してくれて、もう一度遊んでいる姿を見るのが張り合い。次は1000個を目標に、これからも続けていきたい」と話している。
 受け付けは午前10時〜午後2時。修理は原則無料だが、部品の取り寄せなどは費用がかかる。壊れ具合で引き渡しが次回の活動日になることもある。