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好天の元日 願う平穏 諏訪大社下社初詣にぎわう

2025年1月3日


 2025年が幕を開けた。朝から好天に恵まれた1日、諏訪大社下社秋宮には大勢の参拝者が訪れ、ことし一年間の多幸を願い、神前に手を合わせる姿が見られた。
 コロナ禍を経て正月三が日に集中していた初詣客は以前に比べて減少傾向にあり、密を避けるため大社が呼びかけてきた「分参(分散参拝)」の習慣が定着したが、穏やかな天候に恵まれた元日は大勢の参拝者が繰り出し、参拝待ちの列が弊拝殿から大社通り四ツ角交差点付近まで連なった。
 上伊那から電車で参拝に訪れたという家族連れは「ことしは長男の高校受験があるので、合格と家族みんなが健康で過ごせるよう祈った」と笑顔で話し、授与された破魔矢やお守りを手に帰っていった。
 大社通りには露店が連なり、長持や「下諏訪神輿睦会(みこしむつみかい)」のみこしが練り歩いて、華やかな新春の雰囲気を盛り上げた。
 大社によると、秋宮の参拝者数は二年参りが約2500人、元日の初詣客は約2万1千人で、いずれも昨年より増えた。(写真は、新年の多幸を願って手を合わせる参拝者=秋宮で)