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自転車で贈り物 「サンタライド」辰野町内走る

2024年12月26日


 辰野町内で25日、サンタクロース姿で自転車に乗ってプレゼントを届ける「サンタライド」があった。町内外の15人が、サンタを中心にトナカイや雪だるま、クリスマスツリーなどのコスチュームで参加。ハンドルや車体フレームなどを装飾したクリスマス仕様の自転車にまたがり、列を作りながら依頼先を巡った。
 自転車を使ったまちづくりのコンサルティング会社「グラバイステーション」(下辰野)が企画し、2年ぶり2回目。同社を発着点に個人宅をメインに幼稚園や役場など計10カ所を訪問する約10㌔を走った。
 参加者は依頼元から預かっていたプレゼントを積み込み、円陣で気合を入れてスタート。同社の小口良平代表(44)をガイド役に走った。雰囲気を高めるため、クリスマスにちなんだ曲を流して走る参加者もいた。
 依頼先の一つ、下辰野の女性(39)宅に到着した一行は「メリークリスマス」と声をそろえ、プレゼントの新しい靴下を女性と長女(1)に手渡した。全員で記念写真に納まり、思い出にしていた。
 春日さんは「友達から、遊びに行くから家にいてと言われていただけ。全く知らされていなかった」と、大勢のサンタに驚いた様子。「うれしかった。クリスマスのいい思い出になった」と笑顔だった。
 サンタライドは自転車の魅力発信や自転車を使った交流人口の増加などを狙いに計画。小口代表は「参加する人も、その様子を見た人も気持ちが温かくなる。催しを通じて交流人口を増やし、地域が活気づけば」と話した。
(写真は、サンタクロースなどの姿で自転車に乗る参加者)