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ふるさとCM大賞 下諏訪町PR映像が優秀賞 協力隊とクリエーター制作 下諏訪の魅力 30秒に凝縮
2024年12月23日
下諏訪町の地域おこし協力隊と、映像クリエイターの藤原武徳さん(37)=星が丘=が手がけた町のPR映像作品が、第24回「abn・八十二 ふるさとCM大賞NAGANO(ながの)」で、大賞に次ぐ優秀賞に選ばれた。歩いて生活する人たちの姿をつなぎ、日常にある景色や徒歩で暮らせる町の魅力を30秒間に収めた。来年1年間、民放局で30回放送されて町のアピールの一役を担う。
映像のテーマは「じっとしていられない町〜今日(きょう)も歩こう〜」。諏訪大社下社を参拝する人、登校する小学生、犬の散歩をする人、商店街を歩く人、公衆浴場に通う人など計14人の後ろ姿をつないでいる。寺の参道や諏訪湖畔、路地などの景色が人を囲み、「いってきます」「夕飯どうする?」などの生活の声や音が織り込まれている。
移住定住チームの協力隊が企画と制作、藤原さんが監督と撮影を務めた。下諏訪は県内に珍しく歩いている人が多いと聞き、歩ける町の魅力発信をテーマに設定。観光とは違う視点で見る景色を引き立てるために出演者の背中を写したほか、住環境が肌で感じられるような音響効果などを工夫したという。
CM大賞は長野朝日放送が主催する恒例の企画で、ことしは43市町村が80作品を出品。このうち20作品が最終審査に進み、1日の審査会で町村会会長賞を受けた。協力隊が出品するのは昨年に続いて2回目。昨年は最終審査に進んだものの敢闘賞となり、大賞を目指しリベンジしていた。
審査員からは「楽しんで毎日歩いて、すてきな生活があると感じられた。弾んだ足取りを後ろ姿で撮り、景色を美しく表現している」などと評価されたという。藤原さんは「賞が取れるのはやっぱりうれしい」と喜び、映像編集をした協力隊の藤原祐太さん(36)は「思いを込めた表現が伝わり、評価してもらえてうれしかった」と話している。
審査会の様子は1月3日(金)午後4時から放送され、追加取材の様子もあるという。(写真は、下諏訪のPR映像を作った協力隊と映像クリエイターの藤原さん)