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地域と共に節目祝う 富士見駅開業120周年
2024年12月22日
JR東日本長野支社は21日、開業120周年を迎えたJR富士見駅(富士見町)で記念イベントを行った。長野—富士見駅間で、臨時快速列車「リゾートビューしらかば」を往復運行。駅に降り立った乗客ら地域外からの来訪者を富士見太鼓の演奏などでもてなし、地域住民や駅利用客と共に節目を祝った。
列車が富士見駅に到着すると、駅構内や駅前で富士見太鼓保存会がオリジナル曲「入笠囃子」を演奏。町内に出没する非公認キャラクター「縄文人ムサイさん」や町民が出迎え、乗客に「ようこそ富士見へ」と言葉をかけて歓迎した。
駅前ではマルシェを開き、同町富士見小学校6年2部の児童が木製小物を配布。「小物を見て富士見を思い出して」と手作りした贈り物だ。富士見高校(同町)の生徒がデザインした周年記念のクリアファイルも配られた。八ケ岳アルパカ牧場(同町)によるアルパカとの触れ合い体験も人気で、駅周辺は多くの人でにぎわった。
同支社によると、同駅は1904(明治37)年開業。県内のJR中央東線で最も古いという。会場には、駅や駅周辺の町並みの変遷を伝える写真も並んだ。富士見駅長を兼ねる青栁靖決茅野駅長は「通勤、通学の足として電車を利用してくれる地元の皆さんのおかげで、120周年を迎えられた。町を盛り上げていけるように、駅もできることをしていきたい」と話していた。(写真は臨時快速列車の乗客を出迎える町民ら=JR富士見駅)