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ラグビーの面白さ体感 岡谷ウルブズクラブ活動体験会

2024年12月16日


 岡谷市を拠点に活動する中学生ラグビーチーム「岡谷ウルブズラグビークラブ」は15日、活動の体験会を岡谷市の岡谷工業高校第2グラウンドで開いた。諏訪地域の小学生が所属する「諏訪湖ラグビースクール」の子どもたちと、来春の新中学1〜3年に当たる児童生徒約20人が参加。1月からの本格始動を前に、魅力や楽しさを味わってもらった。
 同クラブは、中学生のクラブを立ち上げることで高校まで継続して競技ができる環境を整えようと岡谷工業高校ラグビー部と同部後援会の協力で11月に発足。「花園」の愛称で知られる全国大会にも出場している同部の現役部員や、OBらが指導に当たる。
 この日は部員やOB、監督、コーチら十数人が指導。参加者は高校生と一緒に、仕切られた区画内で同じ方向に走りながら目の前の人にタッチすると勝ちになる「追いかけっこ」で判断力や反射神経を養い、タックルの代わりに相手を両手で触る「タッチフットボール」などを教わった。「もう少し視野を広く」「グラウンド全体を使おう」「パスの判断は早めに」などと助言を受け、ラグビーの面白さを肌で体感した。
 諏訪湖ラグビースクールに所属している児童(12)は「普段は小学生だけで練習しているけれど、高校生の迫力に圧倒された。刺激をもらいながらさまざまなゲームで交流できて楽しかった」と話した。クラブ事務局の男性(48)は「部員の確保が課題。ラグビーを身近なスポーツとして親しんでもらえる環境づくりが必要」とし、「中学生が気軽にラグビーボールに触れてもらえる機会として企画した。一緒に楽しんでもらえれば」と期待した。(写真は高校生と一緒に練習をする中学生たち)