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諏訪の工業の魅力は?市が紹介動画を公開
2024年12月14日 諏訪市商工課は「魅せる工場見学プロジェクト」で、東洋のスイスと呼ばれた諏訪の工業の歴史や特徴を解説する動画を制作した。ロボットペットの「スワブ」と、ものづくり大好きな女の子「ランド」と一緒に学ぶ内容で、子どもたちの工場見学や地元企業の情報発信に役立てる。
タイトルは「世界のSUWA ものづくりのDNAを未来へ」。5分30秒余りの動画で地域の歩みを紹介する。諏訪地域の企業団体14者が協力し、生産現場や製品などの写真を提供。実際の工場見学のように興味を引く動画にした。
制作を請け負ったクローバーデザイン(下諏訪町)の宮本総子さんは「企業にとっても、魅力を洗い出して再発見する機会になったのでは」と話した。地域には部品メーカーが多く、高い世界シェアを占める技術力を持っていても広報が難しいという悩みがあった。
事業は、地元企業の魅力を発信する「SUWAデザインプロジェクト」の一環で、県の「地域発元気づくり支援金」を受けた。小中学生向け見学プログラムの開発、説明ツールの整備などと合わせ、事業費は約280万円という。
動画サイト「ユーチューブ」の市公式チャンネルで公開し、各企業の説明会などでも利用できる。市商工課は「諏訪で働く格好良さを伝え、子どもたちにものづくり精神を受け継いでもらえたら」と期待した。(写真は子どもたちに分かりやすく地域の魅力を伝える動画)