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宗良親王ゆかりの地 出早雄小萩神社で新たな御朱印
2024年12月13日
週刊少年ジャンプ(集英社)で連載中の歴史漫画「逃げ上手の若君」で、物語に登場する宗良親王ゆかりの地でもある岡谷市長地出早の出早雄小萩神社が、作品にあやかって新たな御朱印を作った。多くの人に宗良親王との縁を知ってもらい、足を運ぶ切っかけにもなればと、月命日の毎月14日限定で頒布している。
宗良親王は、南朝を樹立した後醍醐天皇の皇子。同社の五十嵐輝宮司(53)=下諏訪町=によると現在、同社が本殿の横で祭る「天神様」の隣に仮御所を置き、一時的にこの地に身を寄せたと伝わる。この縁から、本殿には宮家の紋である菊花16弁の紋章があしらわれているという。
特別な御朱印は、30枚作った。通常の御朱印にも入る神社名の朱印に加え、「宗良親王仮御所」と書いた印と、仮御所が置かれた場所の目印となる「天神様」の写真を印刷。神社名の文字も印刷だが今後は手書きにし、宗良親王が詠んだ歌もあしらうなどして授与することを考えている。
五十嵐宮司は「御朱印を切っかけに、宗良親王とゆかりがあることを知ってもらい、逃げ上手の若君の読者や、出早雄小萩神社に興味を持ってくれている人、氏子の皆さんが訪れてくれれば」としている。
限定御朱印は毎月14日、午前9時〜午後3時に社務所で頒布する。初穂料は500円。社務所には「逃げ若」を読んでもらおうと、単行本も並べている。
(写真は、新たに制作した宗良親王ゆかりの御朱印)