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「花カード」で生産PR 上伊那名産品の写真や特徴記載
2024年12月12日
県上伊那地域振興局は、上伊那地域で生産される花をPRしようと、花の写真や特徴などを印刷した「花カード」を作った。第1弾は昨年、出荷量が全国1位となったトルコギキョウと、栽培面積が県内で最も広いリンドウの2品目を採用。各3品種、計6種類のカードを同振興局や地域の生花店などで配布している。
カード発行は、花の需要喚起や生産振興を目指すプロジェクト「はな(花)高々い〜な(伊那)」の一環。近年、ダムやマンホールなど公共機関が配布する「公共配布カード」が人気を集める中、上伊那地域の代表的な花をカード化して「花の大産地」をアピールしようと企画した。
表面には花の写真をカラーで印刷し、名前と品種名を記載。裏面には原産地や花言葉、上伊那地域での生産状況、特徴などのほか、▽生産量▽花持ち▽お買い得感▽生産者愛▽汎用性—の5項目を数値化してグラフで表示。上伊那地域の花に関する情報を集約した同振興局の専用ホームページにアクセスするQRコードも載せた。
トルコギキョウは、上伊那のオリジナル品種「しずく」「ホワイトバロン」「アンカーライトピンク」の3種を取り上げた。リンドウは上伊那地域の育種家が開発した「しなの2号」「パステルベル」「アルペンベル」の3種を採用し、各500枚を用意した。
既に同プロジェクトのイベントや特定の生花店で花を購入した人に配布していて、今後も反響を踏まえながらアルストロメリアやカーネーションなどを追加していく予定という。担当者は「カードを集めたり、話のねたにしてもらったりして、盛り上がってほしい」と話している。
(写真は、上伊那の花をPRする花カード)