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武井武雄カレンダー完成 イルフ童画館2種類を販売

2024年12月11日


 イルフ童画館は、岡谷市出身の童画家・武井武雄(1894〜1983年)の作品を使った2025年版カレンダーを作った。壁掛けと卓上の2種類で、ミュージアムショップなどで販売。同館は「カレンダーを切っかけに魅力に気付いてはまってほしい」とする。
 壁掛けは、武井の生誕130年を記念した全国巡回展と同じ「幻想の世界」がテーマ。擬人化された月や虫などが登場するタブロー画(一枚絵)や絵雑誌原画などを毎月1作あしらった。最後には、山岸吉郎館長ら職員6人が寄せた作品の解説文も付く。
 卓上には、装丁などを含む総合芸術で「本の宝石」とも称される「刊本作品」をデザイン。全139冊の中から人気が高い12作品をよりすぐったといい、螺鈿(らでん)細工のNo.59「人魚と嫦娥(じょうが)」など、用いられたユニークな技法や素材を楽しめる。
 壁掛けはA3二つ折りで、税込み1600円。卓上はリングとじのB6サイズで、同800円。1月3日(金)は休館となるが、同館ウェブショップで購入できる。
 問い合わせは同館(電0266・24・3319)へ。
(写真は、販売している武井の2025年版カレンダー)