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多世代交流の新拠点「サンサンビレッジ 」8日にオープン見学会
2024年12月5日
下諏訪町を拠点とする住民有志が、湖畔町北の空き家を改修して準備を重ねてきた「みんなの居場所 SunSun Village(サンサンビレッジ)」が8日(日)、オープンする。多世代が交流できる拠点を目指し、4月から本格的にほぼ手作業で改修。午前10時からオープン記念見学会として開放し、さまざまな企画を楽しみながら地域住民に新たな拠点への親しみを感じてもらう。
拠点は、年齢関係なくさまざまな人が立ち寄って交流し、思い思いに時間を費やせる場所をつくろう—との思いを共有する町内移住者や町との2拠点生活者など21人が中心となって整備してきた。「自分の居場所」という意識を持ってもらおうと地域住民にも作業参加を呼びかけ、壁の解体やペンキ塗りなどに延べ約140人が携わったという。
場所は下諏訪南小学校の近く。全世代のくつろぎ空間や子どもの遊び場、勉強スペース、作家の展示スペース、レンタルスペース、子ども食堂などの展開を目指している。対象を定めない拠点であることや、誰もを明るく照らして元気にするという太陽(Sun=サン)から着想を得て名称を決めた。
見学会ではメンバーや地域住民が、革製品作りや木工工作、陶器の絵付けなどのワークショップを行う。新たに作ったカウンターでコーヒーを入れるほか、「本のコンシェルジュ」が本を展示して解説する催し、文房具や駄菓子の販売も用意。午前11時半からは、試食ができるマグロの解体ショーも開く。
田嶋一遊さんは「まずは場所を見に来て、拠点やスタッフの雰囲気を感じてほしい」と呼びかける。定期的に開放するため、常駐できるスタッフも募集しており、高橋幸二さんは「みんなが気軽に立ち寄り、いろいろなやりたいことができるスペースにしたい。来れば誰かがいるという場所にしたい」と話している。
見学会の入場は無料。午後3時まで。問い合わせは高橋さん(電080・5467・5068)へ。(写真は、改修した拠点で来場を呼びかけるメンバー)