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辰野町一般質問を生配信へ
2024年12月5日
辰野町は、町役場議場を改修した。議員や町側の席のマイクとスピーカーを更新し、発言者を映す大型モニター2台を新たに設けた。場内の映像を動画共有サイト「ユーチューブ」で生配信できるようにもなり、開会中の町議会12月定例会の9(月)10(火)両日の一般質問で初めて試みる。
従来のマイクとスピーカーは長年使われていた。老朽化し、傍聴人から「音声が聞き取りづらい」との声も寄せられていた。改修ではマイク35本とスピーカー7台を更新。大型モニターは議員、町側、傍聴人のいずれの席からも見える位置にそれぞれ設置。発言者を映すほか、一般質問で使う資料や質問の残り時間も表示される。
一般質問の生配信に向けては、ビデオカメラや通信設備を整えた。ユーチューブの町議会のチャンネルで行い、大型モニターに映している映像を配信する。配信した動画は後日、いつでも視聴できるように公開する。町役場1階町民ホールのテレビにも議場の映像を映す。
改修費は約2285万円。約半額に国の交付金を充てた。町議会事務局の担当者は「これまでよりも円滑な議会運営につながれば」と話している。
舟橋秀仁議長は一般質問の生配信について「自宅にいながらも見られ、多くの人に議会の様子を生で届けられる」と期待。モニターや生配信の映像に資料を表示させることで「町と議員のやり取りをより分かりやすく伝えられれば」としている。
(写真は、一般質問を生配信できるようになったことをPRする舟橋議長)