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待望の雫音グッズ 諏訪市観光案内所取り扱い開始
2024年12月2日
諏訪市観光案内所は1日、全国各地の温泉地で展開されるプロジェクト「温泉むすめ」のキャラクター「上諏訪雫音(かみすわ・しずね)」の取り扱いを始めた。全国から「ぽか旦那」「ぽか女将(おかみ)」と呼ばれるファンが集まり、上諏訪限定のキャラクターグッズを買い求めた。
上諏訪雫音は、上諏訪温泉を擬人化したキャラクター。普段はクールな性格で、好きな物は花火、千人風呂、みそ料理という設定だ。下諏訪温泉の「下諏訪綿音(わたね)」の双子の姉であり、姉妹で一緒にワカサギ釣りをするのが好きだという。
JR上諏訪駅の駅舎内にある観光案内所では、キャラクターを演じる声優の諏訪ななかさんのサイン入り等身大パネルを展示。上諏訪限定の缶バッジやアクリルキーホルダーの販売を始めた。
取り扱い初日、午前9時のオープン前に約30人が順番を待った。諏訪観光協会は整理券を配布し、全国から集まったファンに対応した。整理券の1番を獲得した男性(埼玉県川越市)は「朝8時に来て、1時間くらい待機して頑張った。諏訪の魅力は、生きる力をもらえること」と話した。
温泉むすめを通じて交友関係が広がったという男性(滋賀県日野町)は「下諏訪温泉と双子でコラボしてくれたらうれしい。実際に訪れて、温泉の泉質や地域の雰囲気を好きになる人もいる。温泉むすめは、それぞれの楽しみ方ができる」と語った。
温泉むすめは、全国で120以上のキャラクターが存在する。県内では野沢温泉や湯田中渋温泉などで計6キャラが展開、隣の下諏訪温泉は2022年からグッズを販売している。別の温泉地にグッズを持ち込む独特の「奉納」という文化を楽しむ人も多く、諏訪観光協会は地域間の相乗効果を期待する。(写真は等身大パネルと記念撮影するファン)