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アート通じて交流を エコファおかやで「らぼ?」スタート
2024年11月25日
アートを通じて、地域のさまざまな人たちが集う場所をつくる「エコファ・らぼ?」プロジェクトが、岡谷市郷田の指定障害福祉サービス事業所「エコファおかや」で始まった。賛同する地域のアーティストがスタッフとなり、絵を描いたり工作をしたりして、誰もが自由に創作、表現活動ができる場所を目指す。
文化、芸術を通して街を元気にする活動を進める「シルク・ドゥ・シルク」代表の今井浩一さん(58)=神明町=と空間アーティストの宮澤穂乃香さん(39)=川岸西=、同事業所の林義明所長(65)が共同で企画。英国などで課題解決や新たな価値の創造を目指して取り組まれているという「コミュニティー・アート」を参考に、事業所の空き時間に施設を活用して行う。各回テーマを決めるものの、学校や家ではできない「どんな表現も正解なアート」を体験をしてもらう。
21日の初回は、布造形作家の髙倉美保さん(51)=山手町=らがスタッフとなり、小学生や幼稚園児がトイレットペーパーや新聞紙をぐるぐる巻いたり、ちぎったりしてドレスや帽子、着物などを思い思いに表現。最後はファッションショーを開き、手作りの衣装を身にまとってポーズを決めた。
参加した1年生は「魔女の帽子を作ったのが楽しかった」、今井さんは「初回なので人は少なかったけれど、大人も子どもも一緒になって創作する姿が見られて良かった。ゆるい感じで、続けていければ」と話していた。
プロジェクトは第2、4木曜日の午後4時半〜6時半。参加料は、保険代と材料費の500円。次回は12月5日(木)で、端切れを使ってクリスマスカードを作る。事前に連絡するとスムーズに参加できる。問い合わせは今井さん(電090・4418・3011)へ。
(写真は、トイレットペーパーや新聞紙を使った創作活動に夢中になった子どもたち=21日)