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おむすび食べて選ぼう 南箕輪村で17日コンテスト

2024年11月13日


 南箕輪村の特別栽培米「風の村米だより(金芽米)」を使ったおむすびのアイデアコンテストで、地域住民に試食、投票してもらう最終審査が17日(日)午前時から、村大芝高原で開かれる。村政150周年記念事業の一環で、同米の消費拡大を目指して村が企画。1次審査を通過した入選11点からお気に入りに票を投じてもらい、村理事者などの審査員による得点も加味して最優秀賞を決める。
 おむすびは、ごま油で風味付けしたたくあんや村内の学校給食で人気というカレーを具に使ったり、さっぱりと食べられるようにのりの代わりに大葉を用いたりと工夫を凝らした力作がラインアップ。気に入ったおむすびを選んで食べ、投票の参考にしてもらう。
 村開発公社が、作者から寄せられたレシピを基に約200個作る。2個ずつ販売し、税込み200円。高原内の直売所「味工房」で投票用紙を付けて提供し、気に入ったおむすびの番号を書いてもらう。投票を締め切った後、審査員約10人が審査する。
 最優秀賞には風の村米だより金芽米1年分をプレゼントするほか、村がおむすびの商品化もする。優秀賞や特別賞も選ぶ。村地域づくり推進課の担当者は「村特産品の米で作ったおむすびを味わい、おいしさを知ってほしい」と呼びかけている。
 コンテストは、村職員らでつくる周年事業プロジェクトチームが立案した。8月に応募を受け付け、村内外から25点が寄せられた。1次審査は9月に行い、書類選考した。
 風の村米だよりは、農薬をできる限り使わず、鶏ふんと米ぬかを肥料にして栽培する。「艶や粘りがあり、甘味が強く冷めてもおいしい」というのが特徴。村内の学校や保育園の給食にも使われている。(写真は審査への参加を呼びかけるチラシ)