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コイ30匹みんなで「救出」 みのわ天竜公園で池の水抜き清掃

2024年11月11日


 箕輪町商工会の青年部と建設業部会は9日、みのわ天竜公園(松島)で、環境美化イベント「池の水抜いてみた」を開いた。子どもを中心に23人が参加。池を排水してきれいにするため、水中のコイなどを捕まえ、いけすに移す作業に励んだ。
 池は噴水や小川の先にあり、広さ約400平方メートル。水を抜いての清掃は長い間行われていないといい、へどろ状の土や落ち葉がたまって、雨であふれることもあった。青年部が子どもたちにも楽しんでもらえる地域貢献活動として初めてイベントを企画し、建設業部会も協力を申し出た。
 前日から排水が進められ、水深は40センチ程度に。子どもたちは、びしょぬれになるのもいとわず、濁った水の中から体長40〜50センチの大きなコイを手づかみや網で次々に「救出」した。稚魚やブラックバスも含め、30匹余りの生け捕りに成功した。
 南箕輪小学校2年の児童は「池にコイがいるなんて知らなかった。重かったけれど捕るのは楽しい。きれいになった池をまた見に来たい」と話した。青年部の伊藤真吾部長(44)=松島=は「楽しい思い出をつくり、天竜公園により親しみを持ってもらえれば」と願った。
(写真は、捕まえた大きなコイを協力していけすに放す子どもたち)