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秋晴れにサンタ集う 諏訪湖畔で慈善イベント

2024年11月4日


 参加費の一部などで、闘病中の子どもたちにプレゼントを届けるチャリティーイベント「長野・グレート・サンタ・ラン」(実行委員会主催、県ライオンズ共催)が3日、下諏訪町の赤砂崎公園などを会場に開かれた。参加者は、病院でクリスマスを過ごす子どもたちを笑顔にするため、サンタクロースの服に身を包んで沿道にアピールしつつ湖畔沿いを歩いた。
 2017年に始め参加費の一部や、会場に設けたキッチンカーなどの収益で、安曇野市の県立こども病院や、下諏訪町の信濃医療福祉センターなどの子どもにプレゼントを届ける。ことしは会場への来場者を含め、約500人が参加した。
 赤砂崎公園をスタートした参加者は、記念写真を撮ったり、クリスマスソングを口ずさんだりしながら、それぞれのペースで往復約6キロのコースを歩いた。
 家族4人で初めて参加したという男性(55)=原村=は「家に帰れない子どもたちにプレゼントを、という主旨に共感。4人で歩調を合わせて参加することで、役に立てれば」、山崎賢一実行委員長(59)=岡谷市=は「ことしは県ライオンズが共催してくれたおかげで昨年よりも多く集まった。これからも続けていけたら」とし、「高校生も吹奏楽演奏や書道パフォーマンスで参加してくれた。『子どもたちが子どもたちを励ます』ことができるよう、来年以降もさまざまな形で企画していきたい」と話していた。
 プレゼントは、実行委員らがクリスマス前までに、病院や施設に直接届ける予定だという。
(写真は、真っ赤なサンタ姿で会場に集った参加者)