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艶増すカエデ堪能  高遠もみじ祭り開幕

2024年11月3日


 伊那市高遠城址(じょうし)公園で2日、恒例の「高遠城址もみじ祭り」(実行委員会主催)が始まった。今シーズンも「高遠そば」や地酒の販売、歴史を学びながら高遠町内を巡るまち歩き、モミジを使った工作など多彩な催しを企画。初日は雨模様だったが市内外から多くの人が訪れ、ぬれて艶やかに光るカエデを見上げていた。10日(日)まで。
 園内には約250本のカエデが植わる。まだ青い葉が多いものの、実行委によると、朝と昼の寒暖差が更に大きくなる来週末ごろには見頃を迎える。
 園内の関連イベントは雨天中止となったが、来園者は傘をさしながら周辺を散策。所々に濃い赤や黄に色づく葉もあり、カメラやスマートフォンで写真に収める人もいた。
 市内から訪れた60歳代男性は「紅葉は全体的にまだ時期が早いが、初日に見に来た。雨が降っているが、これはこれで風情があって良い」と話していた。
 祭り期間中の関連イベントは、地域の歴史に触れながら楽しむまち歩き「高遠すごろくケンの歴史大冒険」、折り紙で作ったかぶとをかぶり高遠城の武将隊と園内を練り歩く「あつまれ!高遠城かぶとの陣」、モミジを使ったハーバリウム作りと散策を楽しむ「ジオパーク高遠歴史散歩&紅葉ハーバリウム作り」など。入園、駐車無料。指定日開催のイベントもある。問い合わせは市高遠町観光案内所(電0265・94・1745)へ。
(写真は、色づき始めた高遠城址公園のカエデ)