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缶バッジで火の用心PR
2024年11月2日
辰野町は、町消防団のご当地ヒーロー「消防戦隊ダンインジャー」の絵をあしらった缶バッジを作り、1日、町役場などに設置するガチャガチャ(カプセル玩具販売機)で販売を始めた。レッド、ピンク、イエローの隊員が個別に描かれた3種類と封入率が低い特別デザインがあり、全て合わせて333個限定で制作。発売に合わせて隊員も駆け付け、来庁者にPRした。
ダンインジャーは町民の防災意識の高揚と団活動の周知のため、2011年に誕生。保育園や小学校、地域のイベントに出向いて寸劇を披露したり、火の取り扱い方法を指導したりしてきた。県の支援金を活用した取り組みで、12年は県の「地域発元気づくり大賞」を受賞し、全国消防団員意見発表会でもダンインジャーをテーマにした町団員の発表が最優秀賞に選ばれた。
今回の企画は、辰(たつ)年にあやかった缶バッジの制作と販売事業の一環で、秋季全国火災予防運動(9〜15日)に合わせて打ち出した。缶バッジは3種類とも直径約3㌢。敬礼をしたり、ホースの筒先を持ったりしているダンインジャーを描き、「火の用心」のメッセージも添えた。デザインは町職員が考案した。
同日は、レッド、ピンク、イエローの隊員が、ガチャが置かれている町役場と町民会館に登場した。新型コロナなどの影響で活動が途切れており、数年ぶりの出動。ガチャのケースに缶バッジのカプセルを入れ、「火の用心」と記されたシールを貼った。3人そろってポーズも決め、町職員や来庁者の注目を集めていた。
1回100円。ガチャは平日、町役場と同館に1台ずつ設置されている。売り上げは全額を能登半島地震被災地に寄付する。
(写真は、ガチャガチャに缶バッジのカプセルを入れるダンインジャー)