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諏訪湖のモニュメントお披露目 「映え」写真や遊具に
2024年10月27日
岡谷市は26日、釜口水門横の岡谷湖畔広場に設置したモニュメントをお披露目した。諏訪湖周の環境整備が進む中、市民や観光客が集い、SNS(交流サイト)で発信する新たなフォトスポットとする狙い。式典には市民や関係者約50人が集まって早速、スマートフォンを向けたり、遊具のように遊んだりする姿が見られた。
モニュメントは、市出身の童画家・武井武雄の作品「かたちのうた」に着想を得たデザイン。青や黄、緑、オレンジの4色で、目印がある場所から見ると、諏訪湖と八ケ岳、湖上の噴水を背景に「SUWAKO」の文字が浮かび上がる。鉄製で、最も大きいもので高さ約1・6メートル。
観光客だけでなく、地域住民も楽しめるようにと、モニュメントは遊具としても使えるよう設計。デザインは、市内観光関係団体や高校生、移住者、区長会などの意見を参考に決めた。
デザイン、施工は総合建設業のサイト(本町)が担った。一定の場所から見ると文字が読めるのは「だまし絵」の要素といい、浜元氣社長(42)は「岡谷は製糸業や精密業などに象徴されるものづくりのまちで、根幹には独創性などにつながる遊び心がある」と話す。
早出一真市長は式典のあいさつで「4月に諏訪湖サイクリングロードが全面開通し、来年夏には中央道諏訪湖サービスエリアのスマートインターチェンジも開通予定で、湖畔公園を訪れる人は多くなるはず」とし、「岡谷、諏訪地域を発信する素晴らしいフォトスポットになってほしい」と期待した。
両親と妹2人と共にモニュメントで遊んだ子ども(5)=山下町=は「楽しい。遊ぶ所ができてうれしい」と話した。
(写真は、SUWAKOモニュメントで遊ぶ親子)