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八島湿原 秋深まる 高原の植物色づき草紅葉見頃 下諏訪町

2024年10月15日


 下諏訪町郊外の八島湿原で草紅葉(くさもみじ)が見頃を迎え、秋の訪れを告げている。高原の植物が黄色や茶褐色に染まり、池には秋晴れの空が映る。訪れる人はすがすがしい高原の空気を感じ、散策を楽しんでいる。
 八島ビジターセンター「あざみ館」職員によると、厳しい残暑などの影響で例年と比べて色づきは不調。それでもレンゲツツジやアサマフウロの葉、ズミの実などが赤く色付き、深まる秋を演出している。
 埼玉県から友人と訪れた女性は「湿原に来たのは初めてだけれど、広々として良い景色。池に空が映っているのもとてもきれい」と感動していた。
 色づきは今週いっぱいがピークといい、同館職員は「特に夕方は山の陰影が感じられて、温かみのあるきれいな瞬間が見られる。秋の空気を感じて癒やされて」と話している。
 同館の今シーズンの営業は11月4日(月=振替休日)まで。(写真は、草紅葉の見頃を迎えた八島湿原)