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ワイン好き集える場に 小野のワイナリーに併設ショップオープン
2024年10月5日
辰野町小野と塩尻市北小野の霧訪山麓でブドウを栽培し、ワイン醸造に取り組む「キリノカ」のショップが、オープンした。昨季収穫し、委託醸造した自社製品を中心に9種類を販売。有料試飲もでき、ワイン愛好者が交流できる場を目指す。
ショップは小野郵便局近くにあり、ワイナリーに併設。約70平方㍍の店内には試飲用のカウンターや商品棚、テーブルなどをそろえる。沼田実社長(61)が中心となってデザイン。藍色を基調とした内装や木の一枚板のカウンターが落ち着いた雰囲気を演出する。
販売するのは、昨季収穫した赤ワイン用品種「ピノ・ノワール」2種類と、スパークリング1種類。いずれも山梨県のワイナリーで醸造した。北小野のワイナリーの品なども扱う。価格は3000〜1万3000円ほど。800〜1000円で試飲もできる。
2020年からブドウ栽培を始めた同社。ことし製造設備が完成し、今季収穫する白ワイン用品種の「シャルドネ」やピノ・ノワールから自社醸造を開始する。来秋までには全てのラインナップがそろう計画で、沼田社長は「自社醸造という本当のスタートに近づく一歩。来て良かったなと思ってもらえる場にしたい」と話す。
初日の9月28日は、東京などからの愛好者や、地元住民が訪れた。沼田社長のワイン講座を受講したという伊那市の女性は「沼田社長が小野でワイナリーを開くと知って驚いた。自宅でゆっくり味わいたい」と話した。
営業は土、日曜日と祝日の午前10時〜午後5時。10月は繁忙期のため休業日が多く、ホームページから営業日を確認する。問い合わせは同社(メールinfo@kirinoka.com)へ。
(写真は、小野にオープンしたキリノカのワインショップ)