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街中で多彩な表現活動 アートフェス開幕あすまで
2024年9月14日
県内外の芸術家、表現者ら約100人が参加する複合アートイベント「おかやアートフェスティバルMIX2024」が13日、3日間の日程でテクノプラザおかやなど市内3会場で始まった。絵やイラスト、彫刻、写真、インスタレーション、CGなど多彩な展示に加え、制作者によるワークショップ(WS)も開かれている。
イベントはアートの定着や振興に取り組むNPO法人アルボグランデが主催し、市と市教育委員会が共催。あらゆる表現活動をアートとして捉え、多様な価値観を認め合う自己表現にあふれた社会の実現に寄与することを目的に掲げて、ことしで3年目を迎えた。
初日はテクノプラザおかや会場で、諏訪二葉高校書道部の14人が開幕を飾るパフォーマンスを披露。「順風」と題し、「これから出逢う鮮やかな日々 どんな風に遮られたって 乗り切ってみせる」などと大きく墨書し、若者らしい熱い思いを生き生きと表現した。藤森彩羽部長(2年)は「校外に出てパフォーマンスを披露する機会は少ないのでうれしい。練習時間は少なかったが思い通りのパフォーマンスができた」と笑顔を見せた。
今回は初めて、会場の一つを施設ではなく童画館通り商店街に設定。工事現場に使用するコーン標識に芸術家が絵を描いた作品約40個を並べたほか、駐車場などをWS会場として活用している。
テクノプラザおかや会場に1歳1カ月の長男を抱いて来場した市内の女性(32)は「絵を描くなどアートは大好きだったが、結婚出産で今は離れてしまった。岡谷でこうしたアートのイベントがあることがうれしい。想像していたより幅広いジャンルの作品があり楽しい」と話していた。
14日は午前9時半〜午後5時、15日(日)は午後4時まで。各会場とも入場無料だが、退場料(投げ銭)歓迎。問い合わせは無料通信アプリ「LINE(ライン)」(イベントのウェブサイトにQRコードあり)の公式アカウントへ。
(写真は、開幕を飾った諏訪二葉高書道部のパフォーマンス)