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共選場来春稼働へ アスパラ生産拡大へ南箕輪広域選荷場内に
2024年9月12日
JA上伊那(伊那市)はアスパラの共選拠点を南箕輪村の同JA伊那野菜広域選荷場に整備し、来春に稼働させる。現在は農家ごとに計量、結束しているが、専用の機械を導入することで農家の負担を軽減するのが狙い。効率化し、生産の拡大を図る。
同選荷場内の一角に設ける方針で、画像選別機1台、計量結束機3台を導入する。農家には、収穫したアスパラをそのまま持ち込んでもらう。同JAの担当者は「生産者の負担を減らし、若手や新規生産者に参入してもらい耕作面積を増やしたい」と期待する。
作業の効率化に加えて、選荷等級の統一を図る。現在は農家ごとの基準で決めており、ばらつきがあるという。同JAでは共選の利点を生かし、等級ごとの品質を均一にして出荷する計画。ブランド力を高めつつ、アスパラの産地として更なるPRに取り組みたい考え。
上伊那地域は県内トップのアスパラの産地で、同JAは重点品目として集中的な生産振興を進めている。販売高は近年右肩上がりで、2023年度は3億8603万円だった。33年度までに10億円にする生産拡大方針を掲げ、新規就農者の拡大などに取り組んでいる。
(写真は、アスパラの共選拠点を整備する伊那野菜広域選荷場)