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カノラホールで新企画「クラシック探訪」 14日はイタリア音楽

2024年9月6日


 岡谷市カノラホールは、14日(土)午後2時から独自企画「カノラ探偵事務所クラシック探訪」の第1回として「芸術の発祥、イタリアの情熱」を開く。音楽評論家の真嶋雄大さんの企画制作で昨年まで10回開いた「はじめてのクラシック」シリーズに替わる新企画。引き続き真嶋さんが企画制作し、毎回一つの国をテーマに、その国のクラシック音楽の文化や歴史を解説と演奏で紹介する。
 新シリーズは全5回を予定。初回に取り上げるイタリアについて真嶋さんは、「音楽、美術、建築など芸術は全てイタリアが発祥」と指摘。「イタリアでは古来、数多くの音楽様式が生まれ、それが周辺諸国に波及し、バッハやモーツァルトら著名な作曲家たちがイタリアの音楽文化から影響を受けた」とし、今回は「長い歴史の中で生まれたイタリアのクラシック音楽を分かりやすく紹介し、楽しみながら理解を深めて」としている。
 出演は真嶋さんのほか奥村愛さん(バイオリン)、上野優子さん(ピアノ)、小林千津穂さん(ソプラノ)、横内絢さん(フルート)。曲目はバッハ「イタリア協奏曲」、ビバルディ「四季」、カッチーニ「アヴェ・マリア」、プッチーニ「歌劇『トスカ』」、パガニーニ「ラ・カンパネラ」など。真嶋さんと横内さんが語りを担当する。
 真嶋さんは「クラシック音楽は難しいものでも、近づきにくいものでもない。音楽の歴史や背景を知りながら気軽に一緒に楽しんでほしい」と呼びかけている。
 チケットは一般2500円、ソサエティ会員2000円、小中高生500円(未就学児入場不可)。同ホールのほか主要プレイガイドなどで扱っている。問い合わせは同ホール(電0266・24・1300)へ。
(写真は、「クラシック探訪」をPRする真嶋さん㊨と横内さん)