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大学生グループ主催で初の「おさがり市」

2024年8月20日


 諏訪地域など県内出身の大学生ら5人でつくる「univerth(ユニバース)」は18日、子ども服交換会「おさがり市」を諏訪市駅前交流テラスすわっチャオで開いた。高校時代に知り合った仲間でことし5月に結成した同会が地域交流や循環型経済を目指して初企画。参加者が幼児から中高生までの衣類の交換を通し、地域のつながりや協働社会の礎にした。
 イベント開始時はメンバーのズボンやスカート、シャツなどの古着約90点をテーブルに並べ、親子ら参加者が持ち寄った衣類数の分の品を選んだ。持ち込まれた衣類はすぐに陳列され、数多くの中から子どもは気に入った柄の服、保護者はサイズを見て品定めした。
 小学1年と年中園児を連れた中洲の40歳代の母親は「これからの季節に着られる服を探しに、イベントに参加したいと思っていた。子どもが着た服を誰かに着てもらえてありがたい」と喜んだ。
 イベントは市のSUWAを磨くまちづくり支援金を活用。代表を務める諏訪市出身で東京国際大学2年の藤堂光姫さん(19)は「知らない人の服を着ることで心もつながる。更に内容を改善して、会話し笑顔が見られる交流イベントを催したい」と話していた。
 余った服は11月の長野市会場で活用する。
(写真は、参加親子と交流を図る藤堂さんら)