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辰年記念缶バッジ 販売から5カ月余で1万個の大台突破

2024年8月19日


 辰野町がガチャガチャ(カプセル玩具販売機)で扱う辰(たつ)年記念缶バッジの販売個数が、1万個を超えた。3月5日の開始以来、季節やイベントに合わせたデザインやシークレットも用意し、人気に。大台突破を記念して感謝を伝えるシールも作り、数量限定でカプセルに封入している。
 缶バッジは、ことしの干支(えと)の「辰」の字が全国の市町村で唯一含まれる町をPRしようと企画。季節やほたる祭り、辰野美術館の特別展といったイベントに合わせた限定版を次々と投入し、これまでにデザインやサイズの異なる約30種類を展開してきた。
 3、4、6月は2000個以上を販売。最多はほたる祭りがあった6月の2911個で、同月15日には1日で468個を売り上げた。担当する町まちづくり政策課の原都美子さんによると、7月以降はやや落ち着いたものの「販売個数がゼロの日はほとんどない」といい、今月15日に1万個を達成した。
 発案した町総務課の矢ケ崎悦子課長補佐は当初「1000個いけばいい」と考えていたが、想定を上回る人気に。5カ月余りでの大台突破には「まさか本当に達成するとは」と驚きを隠さない。住民から「いい取り組みだね」と声をかけられることもあるといい「やって良かった」と話す。
 ガチャは1回100円で、売上金は全額を能登半島地震の被災地に送る。義援金も100万円の大台に乗り、矢ケ崎課長補佐は「町からこれほどの金額が送れると思っていなかったので、ありがたい。少しでも被災地の支援に役立てば」とする。
 記念シールは4種類計100枚を用意。表面には1万個達成を伝える言葉とともに「感謝」を、裏面には武居保男町長からのメッセージを添えた特別仕様。シークレット以外の通常カプセルに、缶バッジと一緒に無作為に入れる。
 缶バッジは9月以降も秋限定のデザインなどを扱う予定で、原さんは「年内は続けるので、継続して楽しんでくれれば」としている。
(写真は、販売個数1万個達成を記念したシールを持つ職員)