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艶やか大玉並ぶ JA上伊那がわせ品種のリンゴ選果

2024年8月7日


 JA上伊那(伊那市)は、箕輪町にある同JA果実選果場でリンゴの選果作業をしている。農家が連日、取れたてを持ち込んでおり、従業員が等級別に仕分け。関東や東海、四国などの市場へ出荷している。
 6日は、上伊那地域で栽培された極わせ品種の「夏あかり」と「シナノレッド」、わせの「シナノリップ」を選果した。大きさや表面の傷、着色などを見て等級を判断し、計約3トンを選別した。
 今季の選果は1日に始まった。数が少ない時期というものの、レーンには赤く色づいた大玉がずらり。表面に水滴が付くものも多く、収穫したばかりのみずみずしいリンゴが箱に詰められていった。
 ここ数日、気温が上がって真夏日や猛暑日になる日が続いているが、品質に影響はないという。同JAの担当者は「高温だが、糖度はある」とする。自然災害もなく、「今のところ上々の出来」とみる。
 今季のリンゴ出荷量は約2100トンの見込み。主力の「ふじ」で、結実が減る「なり疲れ」が見られ、昨季に比べて約100トンの減。選果は盆過ぎから最盛期に入り、12月上旬まで行う計画という。
(写真は、選果レーンに並ぶリンゴ)