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ラストサマー存分に満喫 川島小で宿泊キャンプ
2024年7月29日
本年度末で閉校する川島小学校で27、28両日、児童らがカレー作りや校舎での宿泊などをする「サマーキャンプ」があった。地域住民や卒業生も加えた計約50人が、カレーを頬張ったり、キャンプファイアをしたりし、夏のひとときを楽しんだ。
初日のカレー作りでは、児童や住民らが協力して火をおこしたり、地元産の具材を切ったりして準備。即席のかまどで「おいしくなーれ」と煮立て、全員がブルーシートに座って食べた。串に刺したソーセージやマシュマロをあぶる姿もあり、笑顔がはじけた。
キャンプファイアは、代表児童2人が点火してスタート。年代を超えてレクリエーションやフォークダンスで交流し、笑い声や歓声を響かせた。児童たちは花火や夜の校舎の探検もし、保護者らと宿泊。28日朝に帰宅した。5年の児童は「レクリエーションも楽しかったし、カレーもおいしかった。楽しい夏の思い出になった」とうれしそうだった。
住民や卒業生は手製の料理や農産物を持ち寄るなどし、児童らと触れ合った。住民の一人(62)は「学校がなくなるのは寂しいけれど、子どもたちの姿を見て元気づけられた。閉校後も催してもらい、引き続き児童の思い出づくりができればうれしい」と話した。
サマーキャンプは、同校最後の夏に児童や地域住民が交流し、思い出を残してもらおう—と同校PTAが主催した。小澤俊良会長は「皆さんが元気で楽しそうな姿を見せてくれ、良かった。最後にふさわしいサマーキャンプになったと思う」としていた。
(写真は、マシュマロをあぶる保護者や住民と、見守る児童ら)