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「TENOHA蓼科」きょうオープン 地域に開かれた拠点へ

2024年7月26日

 茅野市北山の東急リゾートタウン蓼科内にきょう26日、地域連携と環境配慮の価値発信拠点「TENOHA(テノハ)蓼科」がオープンする。旧別荘管理事務所を、地元住民にも開放する「地域共生施設」として再生。内外装や什器(じゅうき)にはほぼ全てタウン産の間伐材を使い、東急不動産では「関係人口の創出にもつなげていきたい」とする。
 テノハは、「手のひら」と「葉」をかけ合わせた造語。施設を大きな木、新しい生活様式をたくさんの葉に見立て、物をつくり出す手と手が重なり合う葉のように広がり、新しい時代に向けて人や物、サービスが育っていく場所になることを願い、蓼科を含めて全国に6施設あるという。
 蓼科は更に自然に囲まれた憩いの場所として、アスファルトだった駐車場を芝生にすることで視覚的に自然を感じられ、放射熱も緩和。ゲートや回廊も自然素材で造作した。
 内部は受付機能のほか、テレワーク利用にも対応。地元企業や飲食店の産品を置くPR拠点、希望者にイベント利用で貸し出すことも想定する。
 同タウンは、1978年に東急不動産が開発。同社ホテル・リゾート開発企画本部ホテル・リゾート第二部開発企画グループ主任の男性によると、従前、同タウンを訪れるのは別荘所有者や会員制ホテル利用者など年間10万人ほどだったといい、「これからは地域にどんどん開いていき、気軽に遊びに来ていただけるようにしていきたい」と話す。
 オープンに合わせ、28日(日)まで「まちびらきマルシェ」を開催。時間はきょうが正午〜午後6時、27日(土)は午前11時〜午後8時、28日は午前11時〜午後4時。問い合わせは同社(電0266・69・3230)へ。
(写真は、きょうオープンする「TENOHA蓼科」)