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箕輪町郷土博物館 9月28日リニューアル開館
2024年7月25日
箕輪町郷土博物館は、9月28日(土)にリニューアル開館する。耐震改修・アスベスト除去をはじめ、設備や内装の工事はほぼ終わり、現在は展示室の準備などが進む。開館後はより多くの人に展示を楽しんでもらうため、入館料を無料にする。
同館は昨年4月から休館し、耐震改修を含むリニューアル事業に着手。1階に「民俗展示室」と誰でも学習などに使える「図書・講座室」、2階に「歴史展示室」と「美術展示室」、収蔵室を設ける。常設展示室がなくなる自然資料は、館内に分散して展示する。
エントランスホールには、住民の憩いの場となるようテーブル席を設置する。トイレは男女別にし、多目的トイレも整備。階段に、足が不自由な人やお年寄りが使える昇降機も新設した。事務室の受付も広くし、届け出や申請の際の利便性を高める。
入館料はこれまで18歳以上100円だったが、博物館法の規定に合わせ、無料とする。休館前の入館料収入は年間3万円ほどだった。
リニューアル開館記念事業もまとまった。開館初日のオープニングイベントは、古田人形芝居保存会による「三番叟(さんばそう)」の公演などを計画。10月5日(土)〜14日(月=祝日)は、重要文化財「風神雷神図屏風(びょうぶ)・夏秋草図屏風」の高精緻複製品を東京国立博物館・文化財活用センターから借りて展示し、期間中に同センター職員による鑑賞講座も計画する。このほか、記念講座や講演会などを開催する。
(写真は、準備中の歴史展示室=4日)