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八島湿原駐車場のライブカメラ 試験運用を開始

2024年7月19日


 下諏訪観光協会が、八島湿原駐車場を写すライブカメラの試験運用を行っている。観光客向けに行楽シーズンの混雑状況を可視化すると同時に、運営面においてより良い受け入れ環境の構築を模索するために導入。31日(水)まで映像を公開してアンケートを取り、本格運用を検討する。
 下諏訪町が本年度策定した、第3次町観光振興計画に基づいて導入した。同計画では観光による地域活性化と受け入れ環境の整備を実践目標の一つとしており、例年混雑する同所や諏訪大社下社春宮の駐車場などで定点カメラの設置を検討している。
 同所では八島ビジターセンター「あざみ館」の2階に通信機能が備わっているカメラを設置。15分ごとに映像は切り替わり、位置情報と気象レーダーの情報から気温と風速も同時に公開している。
 映像は、あざみ館のホームページと観光情報サイト「おいでなしてしもすわ」で公開している。効果検証のため、視聴した目的や映像の必要性を問うアンケートのURLも掲載。12日の公開開始から約1週間で30人近くから回答があり、多くが映像は必要と答えているという。
 事務局の町産業振興課観光係は「映像を参考に湿原へ来てほしい。本格運用の検討へ、アンケートにも協力して」としている。同所では現在、ビーナスラインに待機車が出るほどの混雑があり「交通誘導員を置いて混雑の緩和にも努めている。誘導に従って利用してほしい」と呼びかけている。
(写真は、公開しているライブカメラの映像)