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14日に魚つかみ 諏訪湖の人工なぎさで夢実現
2024年7月11日
諏訪湖の環境美化などに取り組むボランティアグループ「あってもいぃな夢工場」は14日(日)午前10時から、魚のつかみ取りイベントを岡谷市湊にある諏訪湖の人工なぎさで開く。新型コロナ禍以降、途絶えていた同所の環境整備を6月に再開。付着物のない水中の石が見えるほどの透明度になった区画にイワナや、岡谷で養殖されたウナギを放って「諏訪湖で水遊びがしたい」という子どもの願いを再び実現させる。
一帯は諏訪湖に親しんでもらおうと、県が2008年に湊小学校前—みなと保育園間の約250メートルに人工なぎさを整備。水深の違いに注意を促すため境に置き石をしたが、風にあおられて沖から汚泥などが岸側へ打ち寄せられ、それが堆積していた。
同団体の花岡潤代表(岡谷市)は16年、岡谷市の公共施設にあった小学生制作のポスターに「すわ湖で水あそびがしたい!」と書かれているのを目にして、思いに応えたいと「湖の驛(うみのえき)プロジェクト」として17年から、現地の環境整備をスタート。同年につかみ取りも初開催したが、新型コロナ禍以降は作業もままならず、汚泥などが再堆積していたという。
再開した作業は複数回にわたり、会員のほか、地元の小坂、花岡両区、福祉施設、一般参加も募って計画。実施した区間は見違えるような状況となり、花岡代表は「一部にはなったが、皆さんのおかげで再びきれいにすることができた。ぜひ多くの方につかみ取りに参加いただきながら、諏訪湖の状況にも目を向けてほしい」と参加を歓迎する。
無料、申し込み不要で、ぬれてもいい格好で参加する。誰でも歓迎。小雨決行、豪雨の場合は15日(月=祝日)に延期する。問い合わせは花岡代表(電090・4606・4218)か、アイ・コーポレーション内事務局(電0266・24・0110)へ。
(写真は、環境整備した区画。付着物がない水中の石が見えるほどに)