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下社山出し2日目、残り5本も次々里へ
2016年4月10日 諏訪大社御柱祭下社山出し2日目の9日、下諏訪町大平の棚木場(たなこば)から、残る秋宮四(岡谷市旧岡谷3区=岡谷、新屋敷、小尾口)、春宮一(同7区=今井、間下、下浜、上浜、小口、小井川、西堀)、春宮二(岡谷市長地)、秋宮三(下諏訪町第四、五、六、八、十区)、秋宮一(下諏訪町第一、二、三、七、九区)の5本が綱渡りの神事の後、7年目ごとの大祭を楽しむようにゆっくりと曳き出され、秋四と春一の2本は豪快に木落し坂を下り、注連掛(しめかけ)に曳きつけられた。
好天に恵まれ、東俣川沿いの林間を下る狭い曳行路は、大勢の氏子衆であふれんばかりに混雑。曳綱に付く人が多過ぎて御柱が思うように進まず、曳行は遅れに遅れた。秋四は予定より1時間半以上遅い午後2時40分前、春一は約3時間遅れの5時45分にようやく木落しされ、最大斜度35度、長さ100メートルの急坂を巨木が一気に駆け下る豪壮さに、会場全体がどよめいた。
春二は木落し坂上の予定の場所より300メートルほど山側の萩倉集落内、秋三は下諏訪町消防団第6分団屯所、秋一は斧立社バス停下に夕方までに曳きつけられ、2日目の日程を終えた。山出し最終日のきょう10日は、午前11時に春二、午後1時に秋三、3時に秋一の木落しが行われる。
(写真は秋宮四の木落し)