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体長2センチ目で追う ハッチョウトンボ伊那で観察会

2024年7月7日


 伊那市新山地区の湿地帯「トンボの楽園」で6日、日本一小さなトンボとして知られるハッチョウトンボの観察会があった。一帯を整備する「新山トンボの楽園を育てる会」が主催する恒例行事。体長約2センチの成虫を一目見ようと、県内外から多くの人が訪れた。
 発生のピークを迎え、湿地帯を飛び回ったり、草の先に止まって羽を休めたりする様子があちらこちらで見られた。日本トンボ学会の専門家や会員がガイドを務め、参加者はトンボを見つけると、うれしそうにカメラを向けていた。
 市内から訪れた男性(73)は「2年ぶりの参加。久しぶりに見ることができた。小さな命を守るため、この環境を守らないといけない」と話していた。
 同会の北原幸人会長(73)は「ことしは発生数が多い。今月末まではたくさん見られるのでは」としている。(写真は、ガイドを受けながらハッチョウトンボを探した観察会)