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下諏訪町 新マンホールカード発行へ アトムと春宮モチーフ 26日から「よいさ」で配布

2024年7月5日


 下諏訪町の宮坂徹町長は4日、アニメキャラクター「鉄腕アトム」を描いたデザインマンホールふた2種類のうち、諏訪大社下社春宮がモチーフの絵柄について、マンホールカードの発行が決まったことを定例記者会見で発表した。26日(金)午前9時から、「おんばしら館よいさ」で配り始める。
 鉄腕アトムのふたは、作者の手塚治虫(1928〜89年)が鎌倉時代の諏訪大社神職、大祝(おおほうり)だった金刺盛澄の弟、手塚太郎(金刺光盛)の子孫という縁で2月に作成。秋宮弊拝殿とアトム、お茶の水博士を描いた1枚を「八幡坂高札ひろば」、春宮境内とアトムがモチーフの1枚をおんばしら館よいさ敷地内に設置した。
 新たなカードは、町内でこれまで発行された諏訪大社御柱祭、同祭の2020年限定版、アトムの秋宮版に続いて4種類目。4月に「しもすわ今昔館おいでや」で配り始めた秋宮版と同様、人気があることを見込んで12000枚発行する。
 町建設水道課によると秋宮版は、カードを目当てに多くの人が県内外から訪れており、4日までに約5000枚を配布。配り始めて以降、JR下諏訪駅構内の観光案内所で配る諏訪大社御柱祭のカードを受け取る人が増えているほか、おんばしら館よいさではまだ発行されていないにもかかわらず、カードを求めて来る人もいるという。
 宮坂町長は「夏休みに入る時期に配り始める。多方面から来てカードのゆかりに触れてもらいつつ、観光の案内も促す中でまち歩きをしてもらいたい」と話した。(写真は、新たにカードが作られる春宮版のデザインマンホール)