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辰野町宮木にピザ店 あすオープン
2024年6月30日
辰野町宮木の伊那富橋近くに7月1日(月)、ナポリピザの「薪(まき)窯ピッツェリア メリオ」がオープンする。まちづくりの合同会社「トビチカンパニー」(下辰野)の新事業。上伊那地域の食材をふんだんに使う予定で、店長の井上恵一さん(36)は「本場の味を知り、日常的な食べ物として楽しんでくれれば」としている。
生地の小麦粉、チーズ、トマトソースはイタリア産を使用。具材は地域の生産者を訪ね、旬の野菜などを集める。生地の香ばしさや食感にこだわり、気候や粉の状態に合わせて水分量を調整。イタリアから空輸した窯で、短時間に焼き上げる。井上さんは「子どもやお年寄りでも食べきれるよう工夫している。小麦粉の甘味も楽しんで」と話す。
井上さんは福岡県久留米市出身。高校卒業後に上京し、和牛料理店での勤務を経てピザ職人になった。3月に妻の育った町に移住。店名は町の発展や自身の成長を願い、イタリア語で「より良く」を意味するメリオを選んだ。
店舗は伊那バス(伊那市)の営業所跡地。自分たちで約16平方㍍を改装し、カウンター4席を設けた。屋上テラスのほか、店舗裏のダンススタジオ「&garage(アンドガレージ)」でも食事ができる。
営業時間は午前11時半〜午後9時。水曜日定休。マルゲリータなどの定番メニューに、旬の野菜を取り入れた品を加え、計15種類ほどを用意する。価格は1000〜2000円が中心で、箱代100円を追加すれば持ち帰りもできる。
問い合わせは同店(電0266・78・8867)へ。
(写真は、焼きたてのピザを手にする店長の井上さん)