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上社山出しの人出、過去最高の52万人に

2016年4月6日

新★注連掛祭と御柱見物

 2日から3日間行われた諏訪大社上社御柱祭山出しの人出は、諏訪地方観光連盟御柱祭情報センターのまとめで、52万1千人だった。前回(2010年)を1万2千人、率にして2%上回り、過去最高。同センターは5本の木落し、3本の川越しが行われた日曜日の2日目に人出が集中したが、大きな混乱はなく順調だった—と総括している。
 まとめによると、日別の人出は、初日が4万9千人、2日目が35万2千人、3日目が12万人。前回と比較すると、初日は1千人(2%)増、2日目も1万1千人(3%)増。最終日は午前中雨が降った影響などもあり、前回並みだった。
 氏子と観衆別では、氏子が8万4千人、観衆が43万7千人。氏子は前回より6千人(8%)多く、祭り全体を盛り上げた。観衆はおおむね前回並みだった。
 下社山出し期間中(8日〜10日)は、下諏訪町役場に臨時センターを設置し、御柱祭全般の問い合わせや当日の案内、情報発信などを行っていく。

 8本の御柱がそろった茅野市宮川安国寺の御柱屋敷では、山出しから一夜明けた5日、各柱が無事曳きつけられたことを奉告する「注連掛(しめかけ)祭」が行われた。諏訪大社神職や上社関係の大総代ら合わせて40人ほどが参列し、祭壇を前に神事を営んだ。
 8本の柱は5月3日(火=祝日)に始まる里曳きまで御柱屋敷に安置される。今月16日(土)から29日(金=祝日)にかけ、各柱で皮むき作業が行われる。
(写真は御柱屋敷で注連掛祭を終えた8本の御柱を見物する人たち)