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青色鮮やか境内に涼感 伊那の深妙寺を彩るアジサイ2500株

2024年6月29日


 伊那市の深妙寺(じんみょうじ)で、アジサイが見頃を迎えている。約200種2500株が植わる「県内最大級のあじさい寺」。青、白、ピンクの花が境内を彩り、県内外から訪れた人が楽しんでいる。
 境内の裏手にある斜面には青色のアジサイが群生し、見応えがある。一帯は涼感に包まれ、写真を撮ったり、スケッチしたりする人もいて、初夏の風景を観賞している。
 松本市から訪れた女性は、写真共有アプリ「インスタグラム」を見て来た。「先週も来たが、少し早かった。たくさん咲いていて青色のアジサイがきれい」と話した。
 アジサイは45年ほど前に重盛要弘住職の祖母が植え始め、先代の住職が増やした。現在は、花摘みや枯れ枝の剪定(せんてい)など檀家(だんか)にも協力してもらいながら育てている。
 自由に見ることができ、7月下旬まで楽しめる見通し。重盛住職は「ことしもきれいに咲いてくれた。多くの人にしっとりと咲くアジサイを見てもらい、心を癒やしてほしい」と話した。
 同寺は7月1日(月)〜7日(日)、「あじさい祭り」を開く。客殿を開放し、セルフサービスで茶を飲むことができる。問い合わせは同寺(電0265・72・5070)へ。(写真は深妙寺の境内に咲くアジサイ=27日)