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八島湿原でレンゲツツジ見頃

2024年6月20日


 下諏訪町を代表する観光地・八島湿原で、ツツジが見頃を迎えた。新緑の中でオレンジや朱色の花びらが目を引き、標高1630メートルの爽やかな湿原に色を添えている。
 湿原には、オレンジ色で大きなレンゲツツジ、小さくて鮮やかなピンク色のヤマツツジが咲く。木道脇をはじめ湿原全体に点在し、ほかにもニホンスズランやクリンソウ、アヤメなどが花開いている。ノビタキやアオジのさえずりも楽しめる。
 八島ビジターセンター「あざみ館」職員によると、ツツジの開花時期は例年並み。今週いっぱいがピークといい、「かわいらしい花が夏へ向かう新鮮な緑と一緒に楽しめる」とPR。「これから梅雨に入るが、雨の日は静かで動物を見つけやすい。木道は滑るので気を付けて」と話している。
 湿原では今季、自然環境保護のため禁止しているロープ柵内への立ち入り、植物採集の形跡が見られるという。踏み荒らしや靴に付いた外来種の種子の持ち込みが生態系に影響する恐れがあるとして、同センターは注意を呼びかけている。
(写真は、木道脇でかれんな姿を見せるレンゲツツジ)