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飛び交う蛍 幻想的に 箕輪町松島の水辺公園で

2024年6月19日


 箕輪町松島区の清水の小径(こみち)にある「水辺公園」で、ことしもゲンジボタルが舞い始めた。多くの地域住民らが観賞に訪れ、夏の風物詩を静かに楽しんでいる。
 公園は2012年、箕輪中学校東側の水路沿いに完成し、地元有志33人でつくる「水辺公園を守る会」(松田万千人会長)が水路の管理や草刈り、幼虫の餌になるカワニナの養殖や放流など、蛍の生育環境を整えている。昨年は6人が成虫を育て、産卵させた。
 同会によると、ことしは7日ごろから飛び始め、現在20〜30匹を確認。ピークは20日前後と予想し、昨年と同じ50匹ほどを期待している。
 16日に見物に訪れた人たちは「いる、いる」「きれいだね」と、暗闇を飛び交う黄緑色の光に大喜び。松田会長(76)は「会員の努力の成果。他市町村からも見に来る人がいて、励みになっている」と話した。
 観賞に適した時間は、午後8時〜8時半ごろ。7月上旬までの見込み。
(写真は、飛び交う蛍の飛跡=16日午後8時20分ごろ)