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ふわり舞う 初夏の光跡 「信州辰野ほたる祭り」きょう開幕
2024年6月8日
辰野町の初夏の風物詩、第76回「信州辰野ほたる祭り」はきょう8日、国内随一のゲンジボタルの名所として知られる辰野ほたる童謡公園を主会場に9日間の日程で始まる。童謡公園では蛍の観賞を楽しめ、近くの下辰野商店街にも露店が立ち並ぶ。初日はイベントや式典をJR辰野駅前ロータリーで開き、祭りの開幕を告げる。
童謡公園では祭りの開幕に先立って蛍が出現し、4日から有料観賞が始まった。ことしは幼虫の上陸数が過去2番目の少なさ。町産業振興課は、成虫の出現数も「例年より少ない」と予想し、多い日でも約500匹とみていたが、5日に1337匹、6日に1077匹をそれぞれ目撃。同課は「いい意味で予想が裏切られている」とする。
同商店街一帯には200以上の露店や出店ブースが並び、祭りの雰囲気に包まれる。土、日曜日は歩行者天国となり、時間は8、15(土)両日午後5時〜10時、9(日)16(日)両日午後5時〜9時。15日は「たつのピッカリ踊り」が5年ぶりに復活し、商店街に15の踊り連が繰り出す。
開幕イベントは午後2時55分から開き、小学生が音楽演奏を披露。両小野、辰野東、辰野西の3校の金管バンド、辰野南小太鼓が出演する。続いて5時から開幕式があり、大会長の武居保男町長があいさつ。くす玉割りや煙火で開幕を宣言し、辰野中学校吹奏楽部が演奏で花を添える。
16日まで。童謡公園に入るには500円が必要。町民と中学生以下は無料。問い合わせは祭り本部(電0266・75・0855=午後5時以降=)へ。
(写真は、ゲンジボタルが飛び交う辰野ほたる童謡公園)