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丹精の盆栽ずらり あすまで富士見で園芸文化展

2024年6月1日


 盆栽や古典植物、山野草などを並べた第3回「園芸文化展」が2日(日)まで、富士見町の富士見パノラマリゾートで開かれている。マツバランやオモト、キンシナンテンなどの古典植物や、時間をかけて仕立てた盆栽など50席200点が、訪れる人を魅了している。
 県内外の園芸愛好家でつくる園芸文化展実行委員会が、日本伝統の園芸文化を後世へつなげる目的で2022年から毎年開く。同展は盆栽に限らず、山野草、古典植物など日本古来の園芸を楽しめるのが特徴。県内外の高校生から80歳代まで約50人が出品した。
 会場にはエゾマツやアカマツとコケが織り成す迫力ある盆栽をはじめ、山野草のかわいらしい小鉢、軸を使った趣のある空間を演出した席などを展示。入り口には地元造園会社が手がけたミニ庭園や各分野の第一人者の作品も多数並ぶ。
 20歳から盆栽を続け、金勝園の名で活動する小林金茂さん(70)=原村=は「盆栽は絵心が大事。今回も素晴らしい作品ばかりなので一席一席楽しんでほしい」と魅力を語り、実行委の中山洋副実行委員長(85)=富士見町=は「盆栽を楽しみながら、入笠山の自然も楽しんでもらえたら」と呼びかける。
 第一駐車場では山野草や古典植物の即売会も開催する。入場無料。午前9時〜午後5時(最終日は4時)。問い合わせは同実行委事務局(電080・7464・9653)へ。
(写真は、入り口でミニ庭園が出迎え、珠玉の盆栽などが並ぶ会場)